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中性脂肪の危険と正常値

中性脂肪とは一体なに?

あまり知られていない中性脂肪の役割

健康診断を受けると中性脂肪の数値が出ますが、この数値が大きいと健康上あまり良くないとされています。しかし、中性脂肪について詳しく理解している人は、それほど多くないでしょう。何となく、高いと太りやすく生活習慣病にかかりやすくなるものというイメージを抱いている人が多いかと思います。

そのイメージ通り中性脂肪の数値が高くなると、肥満や生活習慣病を誘発します。しかし、中性脂肪は本来悪いものではなく、人間の身体が生命活動を営む上で必要不可欠なものです。増えすぎると有害ですが、逆に中性脂肪がないと人間は生きて行くことができません。

その中性脂肪の主な働きは、エネルギー源です。食べものから摂取した栄養は、筋肉や臓器などを動かすのに使用されます。そして、余った分が中性脂肪として蓄えられるのです。脂っこいものを食べると、中性脂肪が増えるようなイメージを抱く人が多いですが、脂質だけが中性脂肪になるわけではありません。炭水化物やタンパク質も余ると中性脂肪に変わるのです。炭水化物はブドウ糖からグリコーゲンに変わり、そこからさらに中性脂肪に変化します。タンパク質はアミノ酸に分解されてからグルコースを経て、中性脂肪になるという流れです。食事で摂取したエネルギーのうち、使われず余ったものはほとんどが中性脂肪として蓄えられることになります。

健康診断では血液中の中性脂肪の数値が出ますが、皮下脂肪や内臓脂肪も、ほとんどが中性脂肪です。中性脂肪はエネルギー源としての役割に加えて、体温を一定に保つ役目も果たしています。寒いところにいても、体温が下がらないのは中性脂肪のおかげなのです。悪いイメージを抱く人が多いですが、重要な役割を果たしています。